三宅郁美料理サロン - Le Tablier Blanc(ル タブリエ ブラン)

Le Tablier Blanc

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三宅郁美のエッセイ|Ikumi Miyake's Essay

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Vol.3
MARCHEマルシェ・MARKET・市場
私、市場が大好き。
エジプト、パリとニューヨーク滞在時の8年間に沢山の都市を旅し、今は年に何回か海外に出る折りに、まず足を向ける所、訪ねるのが〔市場〕です。
生命力と生活感に溢れていて、その国の経済と文化の縮図が見えるようですよ。
何が特産で何が旬かも判るので、レストランで注文する時の一番の指針。
美味しい物に間違いなく出会える理由です。

今回はまずパリの特殊なマルシェをご紹介いたしましょう。

自然食料品の朝市(BIO)・生き方も生活もナチュラルに

毎日曜日、サンジェルマン地区にある大通り・ラスパイユ通りは100件弱のビオが立ち並びます。(※ビオ/BIOはBIOLOGIGUEの略で、自然食品のことを意味します。)
ビオの店で売られているものは全て農薬や化学肥料が使われていない野菜や食品類。ホルモン剤や抗生物質などの薬を投与されず、化学肥料を与えられないで育った家畜の肉とその加工品や乳製品。
農業国であるフランスは、農産物表示には厳格な法律があり、ビオ/BIO
自然食品という意味には、日本の無農薬という言葉よりもだいぶ信頼感があります。
出店数の半分が八百屋で、個性を競い合っています。
次に多いのは豆やドライフルーツ、油や酢などを売る乾物屋。
肉屋は多種類の精肉の他にハム・ベーコンなどの加工品も豊富。
チーズ・バターの乳製品の店。もちろんBIOで育てた家畜の乳から作ったというもの。バターは塩分や乳脂肪の加減で5,6種類あり、ヨーグルトさえ醗酵や乳脂肪の度合いで10種類ほど。
チーズに至ってはさすがに王国。
珍しい店ではハチミツ屋やハーブ屋も。(お土産にもお薦め)
ハチミツはヒマワリ・アカシア・レンゲなどの花の種類によって20種類程。産地別で15種類程。
ハーブ屋はフレッシュからドライ、リキッドまで様々な種類あり。
もちろんビオなので食料としてのハーブティー、スパイス、そのままでサラダ。
入浴剤など好みに応じて使える。
ハーブを抽出したエッセンスやオイル、その気化器まで売っている。
植物や海草から作ったシャンプー、石鹸、化粧水などを売る化粧品屋。
無農薬フルーツで作るジャム屋、ワイン屋、ビオで作った小麦からのパン屋などなど。
マルシェを1周したら最後に、ブルターニュ地方の特別にきれいな海水で育てられた新鮮な牡蠣を買い、無農薬野菜でサラダを作り、乳製品やフルーツを買い込んでデザートに。
昔ながらの素朴なパンとワインを手に入れてホテルに戻る。
ホテルの小部屋でも素晴らしいランチの出来上がり、できあがり。

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